MY ROOTS 新潟のご先祖様を辿る (3) ~戸籍の情報整理~

家系図にしてみる

謄本を見ているだけでは中々情報も整理できないので、
まずは家系図にしてみた。

※この図は画質を落として加工済、兄弟姉妹は省略

母方は四世代、父方は五世代前まで遡ることができた。

こうして家系図にしてみると、同じ名字がちらほら出てくる。
自分の直系親族の一部の情報しかわからないのではっきりとは言えないが
母方K一族内で結婚していたり、この人もこの人もA家から嫁をもらっていたりしているようだ。
近代でしかも村だから、十分有り得る話である。

年表にしてみる

次は年表の形で情報をまとめてみた。

父方母方共に、判明しているご先祖の出生年月日はわかっていない。
恐らく、どちらも新潟で生まれたと思われる。

母方の祖のお嫁さんは嘉永五年生まれだ。

父方、母方共に長く本籍地は新潟になっている。
父方の曽祖父の兄が生まれたのが群馬県と、ここで初めて新潟以外の地名が出てくる。
父方の祖父の腹違いの姉が亡くなったのが岐阜県だ。

母方の祖母が生まれたのが京都。
母方の祖父の姉が結婚して戸籍を作ったのも京都になっている。
祖父が生まれたのは新潟。
滋賀生まれの祖母と結婚し、伯母は京都で生まれている。
京都に転籍したのは昭和後半だが、それより前に京都には引っ越していたのだと思われる。

MY ROOTS 新潟のご先祖様を辿る (2) ~戸籍取得~

生い立ちのヒント

自分の生い立ちについて知っているのは、幼少期のとき
なにかの話をしていたついでに母が言った
「うち(母方)のご先祖様は新潟の武士だった」
「お父さんの方もそうだった」
「自分が小さい時住んでいた家には蔵があって、なんでも鑑定団で見るような刀や皿、家系図など巻物が入っていた」
この三点のみである。

それを聞いたとき、戦国時代なら上杉派だった自分は
上杉家の家臣だったりして!と思った程度であった。
思えばそのときにきちんと調べておけば良かったのだが、
後悔先に立たずである。
今より早い時というのは無いので仕方ない。

自分の家はちょっと複雑な家庭環境であり、
一言で簡潔に説明するなら今は天涯孤独の身の上というやつである。
よって、親戚に聞き取り調査をすることは不可能。
ということで、やれる範囲で遡って調べるしかない。

戸籍を取得する

ご先祖様を辿ろうと思ったとき、家に家系図がない人が調査として手を付けるオーソドックスなところはまずこれだろう。戸籍。

戸籍を取得すれば、以前にどの戸籍に属していたかが記載されている。
その一つ前の戸籍を役所に請求することを繰り返せば、自分の直系眷属を遡ることができる。

ただ、現在取得できるもので一番古いのは明治十九年式。
戦災で失われたり、戸籍内の全員が除籍となって一定年数が経過して廃棄されたりしている場合もあるのでそこは運次第となる。

プロの手を借りてみる

勿論これは自分で出来るのだが、自分の場合転籍も多く
億劫で取り掛かるのがこれ以上遅れるくらいならプロに頼もう、ということで
行政書士事務所にお願いすることにした。

自分の場合、基本料と実費費用(謄本や切手の代金等)、系譜の解読料合わせて
4万円程度。
期間は3ヶ月程。
お寺なども調査してもらえるのが一番だけれど、そうなると費用も桁違いになるのでなかなか難しい。
が、この程度の金額なら無理なくお支払いできる。
時間と手間をお金で買おう、ということで依頼したのである。

予定より早く戸籍が揃い、対応も早く
調査の経過もメールしてくれたので私としては満足の結果だった。

ルーツは新潟にあった

届いた戸籍を見てみる。
取得を依頼したのは、父方の祖父の先祖と母方の祖父の先祖。
これが、届いてびっくり。どちらも新潟だったのだ。

「うち(母方)のご先祖様は新潟の武士だった」
「お父さんの方もそうだった」

このお父さんの方『も』は『武士』にかかっていたと思ったが
『新潟』にかかっていたのだろうか。

壬申戸籍が見られれば一発なのだが、戸籍謄本だけでは
身分はわからない。
母が信じていただけで、実は武士ではない可能性もあるし、
武士と言っても色々いるわけで。
ここからどこまで辿っていけるだろうか。

MY ROOTS 新潟のご先祖様を辿る (1)

きっかけ

学生時代は歴史について然程興味がなかった。
歴史の授業中、先生が脱線して話してくれる人物像やエピソードは面白くてノートの端に書き留めたが、受験用の暗記ばかりの勉強がどうしても好きになれなかったのだ。

ある時、幕末に関するお芝居を観た。
これが非常に面白くて、どこまで事実なのだろうと疑問に思った。
これが歴史の勉強を始めるきっかけだった。

思えば、京都生まれ函館育ち、東京在住という折角ご縁がありそうなところに住んでいながら
新選組のことをこれまでなにも知らなかったのだ。

勉強を続ける内に、新選組や会津藩に肩入れするようになり、
自分が七五三などで参っていた神社や
果ては通っていた学校が会津藩と関わりがあったことなどが判明し
前世なりご先祖様なり、なにかしらの縁があったのではないかと妄想し始める。

ご縁があったにせよなかったにせよ、いつかはご先祖様について調べてみよう。
と思い立って早数年。遂に重い腰を上げたのが、平成も終わり令和元年を迎え、
かつ土方歳三さんが無くなってから150年というこの節目
2019年なのである。